こんにちは。
もう夏も終わってしまいましたね。
今年の夏はほとんど外出せず、家の中で過ごすことが多かったです。
数少ないお出かけのなかで、少し変わったイベントへ行って参りましたのでご紹介します。
『折り紙コンベンション』
ご存知の方はいらっしゃいますか??
ひょんなことから友人に紹介されて知りました。
真剣に折り紙を折るイベントです。
簡単な教室からとても難易度が高くどう頑張っても私には出来そうもない教室まで、
たくさんの折り紙教室があります。
子供から大人まで、とはいっても圧倒的に大人が多いのですが、皆真剣に折り紙を折っていました。
なかなか貴重な体験ができました。
私は折り紙ですごい大作をつくれるというわけではありませんが、
小さいころから折り紙をきれいに折るのが好きでした。
売られている折り紙は完全な真四角じゃないことも多く、角はあてにならない。
どこが中心かを見極め、そこを基準にする。
きっちり折るより、折ったあとの紙の重なりの厚さの分、
ほんの少し隙間をあけたほうがきれいに仕上がる。
子供ながら経験的にそう感じていても、これまで誰かと共有することはこれまでありませんでした。
けれど今回それは折り紙上級者の世界では共通の認識であることを知り、
上級者の仲間入りができたようで嬉しく思いました。
山折り谷折りだけでなく、
出来上がりを想像しながら、紙の厚さや種類で折り方を微調整し美しく仕上げる。
折り紙、奥が深いです。
この点、顕微授精の技術にも似ているところがあると感じました。
顕微授精の動画をご覧になったことがある方もいらっしゃるかと思います。
針をさして精子を注入する。
ただそれだけなのですが、いろいろな形の卵があるので、
真ん中を見極め、卵の向きや針を刺す場所をすこしずつ変化させることではじめて、
いつもと同じきれいな顕微授精になります。
顕微授精、奥が深いです。
培養士 高井