医療法人社団 煌の会 YSYC山下湘南夢クリニック

日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 不妊治療費助成金指定医療機関 藤沢駅南口徒歩4分 TEL 0466-55-5011

スタッフブログ 山下湘南夢クリニック(YSYC)は、神奈川県藤沢市にある不妊治療を専門とする医療機関です。 そこで働く私たちスタッフが、日々感じた事や不妊治療に関する事を書いています。

  • 2016.08.31

    窓の外にはヒグラシの声が重なり今年の夏も駆け足で通り過ぎようとしています。

    6月 YSYCはWorld Visionのチャイルドスポンサーシップに参加し、タンザニア、バングラディシュ、エルサルバドル、ラオスなど世界中から10名の子供を選び支援していくことにしました。私が3人、スタッフ有志7人が残り7人の子供を1名ずつ選んで決めたのですが、早速子供たちからお礼の手紙が届きました。スタッフもそれぞれが心のこもった返事を返し、遠く離れた異国の子供たちとの心の交流が始まりました。

    私の長年の夢のひとつに貧しい子供たちが無償で通える美味しいランチ付きの学校をカンボジアかラオスに建設するというものがあります。しかし、時間的にも資金的にも実現はまだ数年先のことになりそうで、その間にも貧困のため夢を失っていく子供たちが大勢いる現実を何とかしたいと思いchild sponsorに参加することを決めたわけです。見知らぬ国の見知らぬ人々、おそらくこの先も一度も会うこともない子供たちが自分たちの夢に向かって険しい道のりを歩き続ける勇気を微力ながら応援する―そう考えると心が湧き立つようなロマンを感じます。毎年支援する子供を増やし、YSYCのスタッフ全員がそれぞれ一人ずつ子供をサポートしていけたらと考えています。
    支援や援助はすることよりもし続けること、継続することがずっと難しいことです。3歳から10歳の子供たちが自分たちの夢を実現し、希望に溢れた人生の第一歩を踏み出す日まで息の長い応援をしていきたいと思います。

     
    7月 第32回ヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)がフィンランドのヘルシンキで開催され、YSYC高度生殖医療研究所の研究が去年に引き続きポスター発表に採択されたため出席してきました。フィンランドは冷涼な国土の大半が深い森と無数の湖に覆われ、マリメッコ、イッタラなどの工業デザインやムーミンが有名な国です。人々はとても親切で、全身タトゥーのお兄さんに道を尋ねても、ついて来いと言って目的地まで案内してくれました。

    学会場には世界中から2000人を超える医師、研究者が集い、1000人は軽く収容できる大きなメイン会場では活発な研究発表が行われていました。また、チャリティーランと銘打って会場周辺の5kmのコースを走るジョギング大会も開催され200名近い俄かランナーが参加し汗を流しました。YSYCからも精鋭3名が出場しました。結果はともかくとして、各自の良い思い出になったと思います。

    学会の合間にヘルシンキ近郊の森の中に続く静かなトレイルを散歩しました。徒に人の手を加えすぎず、ほどよく手入れされた静寂の小径を歩いていると、知らず知らずに心が澄んできて、私の見果てぬ夢である―ESHREのメイン会場の壇上に立ち世界の研究者を前に研究成果を発表するという夢にもう一度チャレンジする勇気が湧いてくるような気がしました。思考力、記憶力、語学力そしてなにより気力、体力すべての力の低下を感じざるを得ない昨今ですが、そんな風に思えたことがフィンランドに行った一番の収穫かもしれません。

     
    8月 治安や予算で物議を醸したリオデジャネイロオリンピックが開催されました。才能と努力する心のふたつを兼ね備えた世界中のアスリートが4年という雌伏の期間を経て、満を持して臨むオリンピックはやはり特別なイベントです。様々な競技に多くの感動的な場面が散りばめられていました。また、水泳、体操、卓球、バドミントンや陸上など日本勢の活躍も著しく、彼らの健闘に魅せられ深夜まで声援を送りました。

    “今まで支えてくれたすべての人にありがとうとお礼を言いたい。”

    メダルを取った選手が口をそろえてインタビュアーにそう答えるのが私にはとても印象的でした。周りの人々の温かい応援を糧に、日夜たゆまぬ努力を積み重ねて道を極めた人は、自慢とか横柄とかではなく、感謝とか謙虚という清々しい心境に到達するのだろうと思いました。

    もうひとつ印象的だったのは吉田沙保里さんが出場した女子レスリングの決勝戦です。彼女は世界選手権とオリンピックを合わせて世界戦16連覇、個人戦でも200連勝している絶対王者だそうです。そして、リオではオリンピック4連覇という女子では誰も成し遂げたことのない偉業の達成を目指していました。しかし、不覚にも決勝戦で敗れてしまいました。

    共に歩んできた亡き父との約束、多くの人々からの期待、勝利の瞬間のために費やしてきた膨大な時間、そして流した汗と涙、虚脱した彼女の脳裏に溢れるばかりの様々な思いが駆け巡ったのかもしれません。彼女は人目も憚らず“お父さんに叱られる”と言いながら泣きじゃくっていました。彼女の姿は確かに涙を誘い、心を揺さぶるものでした。

    しかし、できれば、試合終了のブザーが鳴った時、相手選手に歩み寄りハグしながら

    “You’re awesome!    You did it!”

    とか相手選手の耳元でささやき、静かにリングを後にして控室に戻り、人知れずとことん涙を流した方が、彼女の成し遂げてきた偉業には相応しく、かっこよかったんじゃないかと凡人の私には思われました。

     
    様々な人々の様々な思いとともに2016年の夏は終わろうとしています。

    2016年8月30日 院長 山下直樹
  • カテゴリー:YSYCの日常

    2016.08.30

    こんにちは。
    8月は3回も台風に見舞われましたが、まだまだ残暑と戦う毎日ですね。

    8月最終日曜日に開催された、北海道マラソンに出場してきました。国内で夏に開催される唯一のフルマラソンだそうです。
    マラソン大会は初めて。フルマラソンとファンラン(11.5km)があり、私はもちろんファンランに出場してきました。目標は完走!
    札幌の大通公園がスタート地点となり、ゴールは北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)。当日は快晴。スタート時の気温は29℃。半袖でいるとひんやり。テレビ塔を左手に9時スタート。大勢の中走るのは初めてでしたが、急ぎすぎずゆっくりと自分のペースを保って走ることができたため、まずまず。真夏から少し過ぎた青空の中、日差しがあるけれど風が涼しい(木陰もたくさんあったということもあり)、そんな北海道らしい気候を初めて好きだと感じました(小学生の頃から10年ほど住んでいました。実家も札幌です。)。緑の豊富な中島公園、豊平川をまたぐ幌平橋…途中アップダウンもありましたが、緩やかで気持ちも軽く走れる程度。給水所を経て豊平川をまた渡り、創成川まで来るとまた左手にテレビ塔が見えて、ゴールまであと僅か。最後は周りのランナーも少なくなり、加速して(あくまでも自分のペースで)走ることができました。コンサドーレの着ぐるみキャラクターと選手とハイタッチしてのゴール。爽快な気分でした。タイムはエントリー時の申告タイムとほぼ同時刻。完走できたので、満足でした。来年もぜひ出場したいと思います。ただ、真夏の練習はきついですね…。



    看護師 黒田
  • カテゴリー:YSYCの日常

    2016.08.30

    7月より培養部に入職いたしました陳と申します。中国の浙江省出身で、2010年に日本に来ました。明治大学で下垂体と精巣の基礎研究を行い、博士後期課程を修了いたしました。
    胚培養士の仕事をはじめて一ヶ月経ちました。胚培養士とは、生命を扱う大切な仕事です。先輩方の仕事に対する姿勢を見ますと、高度な技術と強い責任感の必要性を強く感じます。早く患者様のお役に立てるように、日々頑張って行きたいと思います。
    これからよろしくお願いいたします。
    培養部 陳
  • カテゴリー:YSYCの日常

    2016.08.24

    こんにちは。

    まだまだ残暑が厳しく、寝苦しい夜が続きますね。

    私は寝る前にクーラーをつけて、タイマーで切れるようにセットしています。

    暑さで体調を崩さぬようお気をつけください。

     
    さて、当院では定期的に不妊治療説明会を開催しております。

    当院の治療方針や、当院ならではの特徴についてのご説明もございますので、これから体外受精をスタートする方や検討中の方、治療中の方も是非ご参加ください。

    説明会終了後には質疑応答の時間もございます。皆さまの疑問や不安などを解消していただければと思います。

     
    次回の説明会は9月10日土曜日18時30分より、藤沢リラホールにて開催いたします。

    お席に限りがございますので、お早めにご予約くださいますようお願い申し上げます。

     
    小川
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医療法人社団 煌の会 山下湘南夢クリニック 院長:山下直樹
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