医療法人社団 煌の会 YSYC山下湘南夢クリニック

日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 不妊治療費助成金指定医療機関 藤沢駅南口徒歩4分 TEL 0466-55-5011

スタッフブログ 山下湘南夢クリニック(YSYC)は、神奈川県藤沢市にある不妊治療を専門とする医療機関です。 そこで働く私たちスタッフが、日々感じた事や不妊治療に関する事を書いています。

  • カテゴリー:YSYCの日常

    2018.09.29

    こんにちは。

    今回の台風はかなり勢力が強いようなので、
    心配ですね。
    あまり被害が出ない事を祈ります。

    ところで、旅行はお好きですか?
    ひとり旅をされる方はいらっしゃいますでしょうか。

    実は、先日、夏休みを頂いて、初めてひとりで海外へ行ってきました!!!!!

    なぜ今回ひとり旅を決行したかと言うと、私の周りには国内外問わずひとり旅をする人が多くいて、
    その人達の話を聞くたびに、すごいな、カッコいいな、いつかはしてみたいなと思っていたからと言うことと、
    去年まで一緒に働いていた培養士が留学しているのですが、
    彼女が旅立つのを見送った時に「今度遊びに行くね」と言ったのを、実現しようと思ったからです。

    今回の旅行の最大の目的は留学中の彼女の所へ遊びに行く事でした!
    (なので、完全なるひとり旅とは言えないのですが…^_^;)

    行く前はとても不安で緊張していましたが、
    着いて彼女と再会してからはとっても楽しい旅行でした。
    行き先はバンクーバーだったのですが、
    住みやすい都市ランキングで上位に入るだけあり、居心地の良い素敵な街でした。
    雨季に入りかけの所でしたので、前半は雨が降ったり止んだりとあいにくのお天気でしたが、
    後半は晴れ渡り、絶好の観光日和でした。
    ダウンタウンは歩いて行ける範囲で色々ありましたし、少しバスに乗れば自然豊かな所へも行けました。

    彼女にアテンドしてもらい、様々な観光スポットへ行き、美味しい物を食べてきました。
    事前に行きたい所、見たいもの、食べたい物をピックアップしていて、
    その全てをほぼ網羅して来ました。
    通訳もしてもらい、何不自由なく過ごせたのは彼女のおかげです。

    ひとつひとつの観光やご飯についてもお話したいのですが、
    終わらなくなってしまういそうなので、お写真でお伝えさせていただきます。

    写真も気づけば700枚近く撮っていたので、載せきれない他の観光スポットがたくさんあります。
    今回は空港にあるトーテムポール、カナダプレイス、蒸気時計、グラウスマウンテンいるグリズリー、
    キャピラノ吊り橋の写真です。



     
    本当に楽しくてあっという間の旅行でした。
    彼女からカナダの話をいろいろ聞いてとても魅力的な街だと思いました。
    また季節を変えて行きたいなと思っています。
    バンクーバーだけでなくカナダの他の地域へも行ってみたいです!
    そして、もっと英語の勉強をして少しでも自分でコミュニケーションを取れるようになるといいなと思いました。

    まだまだ語りたいのですが、今回はこの辺で・・・

    受付 八代
  • カテゴリー:YSYCの日常

    2018.09.27

    こんにちは。少しずつ涼しくなり過ごしやすい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
    先日、皇居ランニングを体験してきました。
    皇居の外周は約5kmで健康のために初めてランニングをする方、レースのためにトレーニングする方などいつも沢山のランナーで賑わっています。
    最近は海外の方も多く走っているようです。
    今回は10名くらいのグループで走ったのですが、スタート前に肩を出来るだけ下げて走るという課題が出たので、そこを意識して走りました。
    肩を下げる動作に背筋がすごく使われていることが分かりましたが、筋力不足のため維持するのが大変ですぐ疲れてしまいました。
    皇居を半周したところで動画を見て自分のフォームを確認しました。
    私は肩を何とか下げることは出来ていたのですが、左右のバランスが悪く左に傾いた状態で走っていました。
    そのため上半身がかなり左右に揺れていました。
    後半は少し右に傾きながら走るよう指示がありました。
    反省点を踏まえて傾きながら走りました。見た目は真っ直ぐになりましたが、感覚として傾いている違和感があり日ごろ傾いた状態で生活していたのだと感じました。
    バランスを修正したので後半は楽に走れるようになりランニングを楽しめました。
    コツコツ積み重ねて走れる距離を伸ばしていきたいと思います。
     
    培養部 阿部
     
  • カテゴリー:YSYCの日常

    2018.09.22

    こんにちは

    夏が終わったと思ったら、台風が来て、急に涼しくなりましたね。

    振り返ってみると、今年の夏はプロ野球も楽しんで観ていたのですが、甲子園もよく観ていました。

    今年は第100回という節目の大会でした。

    優勝したのは大阪桐蔭高校で、史上初となる2度の春夏連覇を達成した高校最強チームです。

    決勝戦で負けてしまった金足農業高校は県立高校で、なおかつ秋田県で甲子園決勝進出は103年ぶり

    ということで、とても対照的なチームの対戦となり話題になりました。

    勝ち進んだ高校だけでなく、出場した高校それぞれのチームにドラマがあり、青春があります。

    選手だけでなく、ベンチ入りできなかった部員やアルペン席で応援する同級生や父兄や地元の人たちも

    一緒に戦っています。

    プロ野球とは違いエラーや珍プレー、そして予測できないような名場面もあったり試合中はハラハラ、ドキドキ

    して目が離せません。

    全力で戦っている選手の姿を見ると、とても胸が熱くなります。

    久しぶりに観た甲子園はやっぱり感動的でした!

    観ている私もパワーをもらいました。

    まだ暑い日も来るそうなので、お身体に気をつけてお過ごしください。

    受付 松浦
  • 2018.09.17

    夏休みを利用してオーストラリアのメルボルンを訪れてきました。

    今から20年以上も前のことになりますが、仕事に深い行き詰まりを感じていた時期があります。

    当時、私は金沢赤十字病院産婦人科診療部長の職に就いていました。進行癌の手術やハイリスクの分娩も多く、責任が重く心身をすり減らすことの多い毎日でしたが、それはそれなりにやりがいもあり安定した生活でした。家族に恵まれ、余暇には友人とゴルフやテニスを楽しみ、こうして同じような一日を繰り返し、歳を重ねていくのが人生というものなのだろうと自分自身を納得させていました。

    けれども折につけ、眼前に続く道が単調で輝きのない道程にも見え、“本当にこのままでいいのだろうか?”と自問自答する日々が続いていました。

    当時、癌関係の課題が主流であった産婦人科学会で、ほんの脇役に過ぎなかった生殖医療(当時は不妊治療)が体外受精の成功とともにその勢いを増し、脚光を浴びるようになっていました。人の命を延命する癌治療や自然にできた赤ちゃんの無事な誕生をサポートする産科治療が意義深いものであることは論を待ちません。しかし、新しい生命誕生の手助けをし、挙児を希望されるご夫婦の夢を叶える生殖医療が、厚い壁にぶつかっていた当時の私には曇天の空に射す一筋の光明のように思われたことを覚えています。そして、今まで築き上げてきた仕事と生活にピリオドを打ち、生殖医療を残りの人生のライフワークにしようと決意したのです。周囲の多くの人々に心配と迷惑をかけ、自分の我儘で新しい道を進むわけですから失敗は許されないし、この道で一流になるしかないと思いました。

    当時、世界の生殖医療をリードしていたのはオーストラリアのメルボルンにあるMonarch大学とアメリカのワシントンの南に位置するNorfork大学でした。

    子供の頃から地図を見るのがとても好きでした。この山に囲まれた湖の湖畔から眺める景色はどんなだろうとか、このエキゾチックな名の街を歩いてみたいとか子供心をときめかせながら地図に見入り、遠い異郷の地に思いを馳せたものでした。

    今は知りたいことがあればウェブサイトやSNSを通して有り余るほどの情報を容易く手に入れることのできる時代です。しかし、私の子供の頃は何か詳しく知りたいことがあると、書店で本を買うか、図書館に行って調べるしか方法はありませんでした。それでも、得られる情報はとても限られていて、憧れはさらに膨らみ旅情は募っていきました。

    そんな子供時代からの私の憧れの街には、キリスト復活の聖地エルサレム、東欧の真珠プラハ、北欧の洗練された都市ストックホルム、歴史の中に埋没した哀愁のリスボンなどと共に耳に優しく響くオーストラリアのメルボルンがありました。

     
    そんな少年時代からの憧れが無意識のうちに後押しをしてくれたのか、“メルボルンに行って最先端の生殖医療を学んで来よう”という思いが心の中を埋め尽くしていきました。

    赤十字病院に辞表を提出し新しい道の第一歩を踏み出しました。Monarch大学へ研究研修医として応募する旨レジュームを郵送し、赤十字病院の退職金を当座の家族の生活資金として充当しメルボルンへ単身渡航する準備を始めました。渡航前に、生殖医療の経験値を少しでも上げようと、その頃日本の不妊治療の先頭を走っていた不妊治療施設3施設に依頼し、見学させていただきました。そして、メルボルンからの回答を待っていた矢先、見学先の院長から“山下先生、うちが生殖医療で世界一になる施設だ。うちで勤務したらどうだ。しばらくたったらMonachでもNorforkでも好きなところに研修に行かせてあげるから。”と電話をいただきました。

    その一本の電話が私の人生の大きな分岐点となりました。その言葉に有難さと未来を感じた私はメルボルンへの渡航はやめ、東京で生殖医療を学ぶ道を選び、それから20年、今に至る道を歩いています。

     
    南半球に位置するメルボルンは丁度真冬で、南氷洋から直接吹き込む霙交じりの雨風が街を冷たく濡らしていました。子供の頃からずっと憧れてきた街、叶わなかった夢の街メルボルンでしたが、残念ながらゆっくりと感傷に浸りながら街を散策することはできませんでした。雨粒が次から次へと流れていくトラムの車窓から歴史と現代が調和した美しい街並みを見ながら、20年前にこの街に渡っていたら、旅人ではなく通勤客として同じ風景を眺めていたかもしれないな。と思いました。

    分岐しながら街中をそれぞれの目的地に続いていくトラムの線路が人生と重なって見えました。



    2018年9月17日 院長 山下直樹
PAGETOP

医療法人社団 煌の会 山下湘南夢クリニック 院長:山下直樹
〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-2-10 ウェルビーズ藤沢4F
TEL:0466-55-5011 FAX:0466-55-5012