医療法人社団 煌の会 YSYC山下湘南夢クリニック

日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 不妊治療費助成金指定医療機関 藤沢駅南口徒歩4分 TEL 0466-55-5011

スタッフブログ 山下湘南夢クリニック(YSYC)は、神奈川県藤沢市にある不妊治療を専門とする医療機関です。 そこで働く私たちスタッフが、日々感じた事や不妊治療に関する事を書いています。

  • カテゴリー:YSYCの日常

    2022.05.31

    先日手紙を書きました。
    宛先は以前お世話になった方です。
    元気にされている事を知ってはいましたが、何年もお会いすることがないまま月日は流れ、現在に至ります。
    お世話になった事への感謝や、自身の現状を一通の手紙にしたためる事など、社会に出てから経験があっただろうかと振り返ると、今回が初めてである事に気が付きました。
    便箋を選ぶことから始まり、どのペンを使うかなど書き始める前から相手のことを考えるのは、手紙ならではの特別なものを感じます。

    成人して何年か経った頃、たまたま観ていたドキュメンタリー番組に出演されていた方が「大人になってからの字は自分のためのものではない。社会に出たら、人にスラスラと読んでもらえる字を書くのが望ましい」と言っていたのを思い出しました。綺麗な字ではないけれど、読みやすいように丁寧に書こうとペンを取り、思いを綴ります。

    メールやSNSでは誤字をすぐに訂正できますが、直筆ですと当然そうはいきません。書き損じては最初から書き直す…という作業を何度か繰り返したあと、書き終えてペンを置き、疲れた目に手を添えます。
    読み直してみると思わぬ長文になってしまい、完読していただけるだろうかと少し心配でしたが、それは受取手の自由だと割り切ることにしました。
    書き終えた満足感で気持ちが昂り、普段数秒で眠りにつく私がその日はめずらしく時間がかかり、何度かリビングに行ってお茶を飲みました。このような感覚はとても久しぶりの事でした。

    時間をかけて言葉を選び、ペンを執る。これは気持ちがあるからこそできる事なのだなと改めて実感しました。
    日頃から丁寧に字を書くことを心がけようと決めて、眠りにつきました。

     
    小川

     
  • カテゴリー:YSYCの日常

    2022.05.25

    こんにちは。

     
    4月から不妊治療の保険適用が始まり、そろそろ2か月が経ちます。少しずつ慣れてきましたが、会計では確認事項が多く、お待たせしてしまう時間が増え大変申し訳なく思っております。

     
    お待ち時間の短縮に向け努めておりますので、今しばらくの間、ご理解いただけますようお願いします。

     
     
    3月、4月は寝ても覚めても保険診療について考えていましたが、今月に入って少し慣れてようやくお休みの日はゆとりが出てきました。

     
     
    先日、ごはん仲間と時間を合わせて久しぶりにごはんに行く事ができました。

    みんなで何を食べたいか話していて、お寿司を食べようと言うことになり、せっかくだからと築地まで行ってきました。

     
    私は築地でのお寿司は初めてだったのでとても楽しみにしていました!

    グルメな友人がお店を選んでくれたのですが、この友人が選ぶお店に間違いはないので、行く前からもう絶対に美味しい!と期待でワクワク。

     
     
     
     
    お任せの握りをお願いして、10貫握って頂いたのですが、あまりにも美味しいのでさらにどんどん追加でお願いしてしまいました。

     
     
     
     
     
    カウンターで大将にお願いしながら戴くお寿司は本当に絶品でした!!

     
    普段苦手意識があったネタも、頂いたらものすごく美味しくて、大好きになりました。

     
    ただただ美味しいお寿司に舌鼓を打ち、幸せな時間を過ごしました。

    美味しいものは人を幸せにしますね。

     
     
    あまりにも美味しく、どんどん食べれてしまったので、気がついたらお腹がぱんぱん。

    それもそのはず、追加で倍近く頼んでいました。

    ゆったりしたお洋服で行って正解(o^^o)

     
     
     
    とっても贅沢な時間を過ごし、また明日からお仕事頑張ろうって思いました。

    たまの贅沢、いいですよね。

     
    受付  八代
  • 2022.05.24

    クリニックの前のファミリー通りの小路を少し入ったところに時々夕食を食べに行く中華料理屋さんがあります。
    注文は決まって酢豚定食なので、定員の中国人のお姉さんは私の姿を見ると一般のメニューの上に定食メニューをのせてテーブルに置いていきます。メニューに目を通すこともなく “酢豚定食お願いします” と言うと、お姉さんは厨房に向かって中国語で “酢豚定食一丁(たぶんそう言っていると思います)”と叫びます。
    中華鍋で調理をする威勢のいい音が聞こえてくるとまもなく、酢豚、ザーサイ、中華スープ、山盛りのライスそしてデザートの杏仁豆腐の乗ったトレイが運ばれてきます。
    ぱさぱさしたご飯はともかくとして、味はまあまあでお腹がいっぱいになるお得なメニューです。
    今日一日の出来事を振り返りながら黙々と熱々の酢豚を頬張ります。

     
    ご存じの方も多いと思いますが4月から生殖医療に健康保険が適用され、人工授精や体外受精の多くの部分で保険診療ができるようになりました。
    これまでの助成金が利用できなくなること、使える薬剤の種類や使用法に制限が加わること、採血や検査の回数が最低限に絞られること、同意書や治療履歴や治療計画書など必要とされる文書が数多くあることなどデメリットも多々ありますが、治療費が3割で済むわけですから患者さんにとっては朗報だと思います。
    しかし、保険の概要が決まったのが年度末も押し迫った3月中旬、実際の運用法については暗中模索の見切り発車だったので、医療現場はどこもその対応に追われて、てんやわんやの4月を迎えました。

     
    昨年の暮れ、保険導入準備のための研修会が何度か開かれました。その席で、産婦人科学会や生殖医療学会の役員の方たちが
    “そろそろ、生殖医療もほかの医療と同じように保険診療の下で誰がやっても同じ結果が出るようにしましょうよ。今までは、いろいろな先生がこのやり方がいい。いや、こっちのやり方がいい。と百花繚乱の医療でしたが、そうではなくて、一定の費用で、一定の治療法で誰がやっても同じ結果が出るようにしましょう。”
    と挨拶した言葉が耳に残っています。

     
    “ああ、生殖医療にも定食の時代がやってくるのかな。”
    そんな考えが私の頭を過っていきました。

     
    YSYCでは無駄のない洗練された治療を穏やかな環境で実践することを目標に開院以来診療を重ねてきました。
    必要な検査は徹底的に行う一方で、形式的に行われている検査は行わない。論文等の結果を鵜吞みにはせず、自分たちの目で検証して納得できたものだけを治療に取り入れる。丁度、プロの料理人の方たちが素材や調理法に強くこだわるように、患者さんにとって身体的にも経済的にも時間的にも倫理的にも無駄を省いた負担の少ない治療を、いくつもの こだわりで研ぎ澄ましながら、作り上げてきた経緯があります。

     
    しかし、保険診療は決して必要で十分な治療をカバーするものではありません。現在行われている平均的な治療の最低限をカバーしようというものです。その点では、この料金でこのボリュームと味だったら文句は言えないという妥協の調和点である定食と似たところがあります。そして、残念ながらそこには心ある医師が大切にしてきたそれぞれのこだわり・・・・が入り込む余地はないように思われます。

     
    食材や味付けにこだわった美味しい料理を作り手の気概とあわせてお客さんに楽しんでもらうような名店の時代は過ぎ去って、誰もがまあまあ満足できる味とボリュームと価格の定食を作る。そんな時代が生殖医療にもやって来たのかもしれません。

     
    レジでお姉さんに1,000円札を渡し、100円玉2個のおつりを受け取りながら満腹感と共に店を出ました。
    これからは心のこもった定食とはどんなものかを考えていきたいと思います。

     
    2022年5月23日 院長 山下直樹
  • カテゴリー:研究内容

    2022.05.18

    こんにちは。高度生殖医療研究所の甲斐です。

     
    現在進めている卵子の老化に関する研究ですが、ありがたいことに色々なイベントに取り上げて頂く予定です。

    いずれのイベントもオンラインで実施され、モデレーターの方に進行して頂きながら、研究者が自身の研究を一般の方に分かりやすくお届けするという企画です。

    研究の話に限らず、ディープなトークを展開したいと思いますので、お時間に都合のつく方は是非ご参加下さい!!

    皆様と一緒に楽しい時間を過ごせればと思います。

     
    academist Bar (5/19): https://www.youtube.com/watch?v=z7MmI8_wYPY
     
     
     
    Club Science (5/24): https://www.clubhouse.com/event/PbLWXy9K?utm_medium=ch_event&utm_campaign=asGZIqn9ofz5BLkH34xVOg-196139
     
     
     
    また、6月には妊活ラジオでもお話しさせて頂く予定です。

    https://842fm.com/program/ninkatsu/
    こちらは詳細が決まり次第、HP上にて改めてご案内したいと思います。

     
    生殖補助医療の大きな課題となっている卵子の老化。

    そのメカニズムを明らかにすることができれば、卵子の質を改善する治療法や治療薬の開発につながることが期待されます。

    日本産科婦人科学会への研究登録も完了し、いよいよこれからスタートです!

    今回の研究で得られた成果が、多くのご夫婦の笑顔につながれば大変嬉しく思います。
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