医療法人社団 煌の会 YSYC山下湘南夢クリニック

日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 不妊治療費助成金指定医療機関 藤沢駅南口徒歩4分 TEL 0466-55-5011

スタッフブログ 山下湘南夢クリニック(YSYC)は、神奈川県藤沢市にある不妊治療を専門とする医療機関です。 そこで働く私たちスタッフが、日々感じた事や不妊治療に関する事を書いています。

  • カテゴリー:研究内容

    2019.09.15

    台風の影響で停電や断水が続いた地域の皆様、大変な状況だったと思います。復旧はしても、日常が戻るまでには、まだ時間がかかると思いますので、どうかお体を大切にしていただけたらと思います。高度生殖医療研究所の室長の中田です。

    私の家は神奈川にありますが、山の上に近いところにあり、小さな小さな畑で野菜を育てるのを趣味としています。今年は、購入した胡瓜の苗がすくすく成長し、毎朝、胡瓜が2本収穫できるほどになりました。多少形は悪いですが、太くてみずみずしく、とても美味しく、私のささやかな自慢になりました。完全無農薬にしたかったので、酢とニンニクと唐辛子パウダーを水に混ぜ、濾過した手作りの除虫剤を使って育てました。土作りから2年目にしてですが、素人にも関わらずここまで育つとは思わなかったので、朝が楽しみになりました。

     
    しかし、台風により、葉が大きかったことやずいぶん広がって育っていたせいもありますが、写真のように風になぎ倒され、あちこちの茎が折れ、葉は枯れ、途中まで育っていた胡瓜もダメになってしまいました。

     
    私の家も台風で2日間停電し、とても大変でした。

    家族には、胡瓜はもう無理だと思うよ、と言われたけれど、無理かどうかはやってみないとわからないから、とあちこち折れた茎や枯れた葉を切り取り、また支柱に茎を固定し、を繰り返しました。ほとんど葉がなくなってしまったけれど、なんとかならないかと諦めきれず、手入れを繰り返しました。

    台風後4日目に花が4個咲いたのをみて、感動しました。そして3つ目の写真ですが、胡瓜になりそうな感じです。

     
    植物の生命力に驚かされるとともに、諦めないことを教えられた気がします。ほとんどの葉がなくなり、折れた茎ばかりの胡瓜ではありますが、花の数も増え、新しい芽が育ってきています。また収穫できたらいいなと思います。

    私の仕事の話もさせていただきます。

    今まで、運動性の減少した精子を元気にさせるための研究、精子ひとつでも凍結保存できる方法などを行ってきましたが、精巣の組織を凍結する研究、精子を守るための新しい研究も進めています。いい結果が出てきていますので、患者さんの役に立てればと思います。どんな状況になっても倒れず、諦めず、花を咲かせて実を結んでほしい、は、私の基礎です。そう思う自分が倒れたり、諦めたりしないように、自分の体のことも考えながら、頑張っていけたらと思います。
  • カテゴリー:研究内容

    2019.08.26

    皆様は今年の夏をいかがお過ごしでしょうか?高度生殖医療研究所室長の中田です。

    私は今年の夏休みに念願だった奄美大島に行きました。子供の頃、祖父に奄美大島の自然の素晴らしさ、人の温かさの話を聞いてから、大人になったらいつか行きたいと思ってきた島でしたので、行けてうれしかったです。

    そして、どうしてもやりたかった、シュノーケリングツアーに参加することもできました。今まで、バリで一度ダイビングをしてからダイビングもしたかったのですが、時間があまりとれず、去年、八丈島で久しぶりにシュノーケリングをして、やはり海の中の生き物を間近に見ることが大好きになってしまいました。

    前のブログにも書きましたが、私は泳ぐことが大好きです。小児喘息があったために、子供の頃に始めたプールでしたが、泳げるようになるたびに、水の中の世界がどんどん好きになりました。イメージ的に、中田さんが泳げるとは思いませんでした、と言われることもありますが。

    家族は泳ぐことが嫌いなので、私一人で奄美大島の海亀を見るシュノーケリングツアーに参加しました。透明でありながら、マリンブルー、コバルトブルーと様々な色の海水がとても綺麗で、白い砂浜がとてもよく似合う、忘れられない海です。

    ウェットスーツとブーツ、フィン、シュノーケルを装着して、海を泳ぎましたが、まず目の前に現れたのは、可愛いフグでした。私と目が合うとしばらく一緒に泳いでくれました。

    次に、サンゴ礁の近くには、カクレクマノミとその赤ちゃんのクマノミで、まるで「ファインディング・ニモ」の世界が広がっていました。きびなごの稚魚の大群にも出会えました。

    海亀の好きな海藻が生えているところに、ツアーガイドさんに連れて行っていただくと、さっそく海亀を発見!

    私に見つかると、しまった!みつかった!みたいな感じでしたが、ゆったりと前方を泳いでくれました。大きさは30cmくらいのまだ若い海亀でしたが、合計6匹の海亀と出会えました。

    とても感動しましたが、泳いでいると時間が経つのがとてもはやく、終了の時間になってしまいました。

     
    奄美の海にはいくつもの海亀に会えるスポットがありましたし、ビーチもとても多かったのですが、泳いでいる人が少なかったです。

    また、奄美大島で海亀や綺麗な魚と泳いでみたいですが、いつかイルカとも泳いでみたいです。海外の綺麗な海にも行ってみたい、という夢がまたできました。

     8月は夏休みという貴重な時間をもてることができたことに感謝です。

    また、4月に投稿が決まった論文の別刷りが届いて、とてもうれしかったですが、研究の方も新しい実験、継続している実験を進めることができ、良好な結果が得らえています。こちらも来年から発表していけるように準備していきたいと思っています。秋は実験も進めつつ、学会、原稿、論文とも進めていきたいと思っています。

    朝晩と涼しくなり、蜩もなく夏の終わりを感じるこの頃ですが、皆様も体調に気を付けてください。

     
     
  • カテゴリー:研究内容

    2019.08.09

    こんにちは。高度生殖医療研究所の甲斐です。

     
    先日、研究室にイメージングシステムが導入されました。最先端のシステムで、日本のクリニックで導入されているのは当院のみです。そのシステムの名前はDragonfly(ドラゴンフライ)と言います。日本語に訳すとトンボですね。名前は撮影スピードの速さに由来しているそうですが、トンボは昔から勝ち虫として知られています。後ろに退かないからだそうです。このネーミングにもグッときます。

     
    実物がこちらの写真です。顕微鏡の左側に付いている装置がDragonflyです。顕微鏡も黒くカスタムしてもらって、最高にクールです。全体的に黒を基調とした仕上がりになっています。モニターはアームで伸び縮みして、なんだか近未来的な感じです。

     
     
     
    さて、一番重要な性能ですが、これも大変素晴らしいです。実際にDragonflyで撮影した動画をご覧頂ければと思います。

    これはマウス受精卵が細胞分裂して2細胞になる時に染色体が分配される様子を捉えた動画です。

    DNA(染色体)を緑色に、染色体を分配する上で重要な働きをする微小管(紡錘糸)をオレンジ色に標識しているのですが、2つの前核が消失して染色体1本1本に構造変化していく様子や、染色体が綺麗に配列して、紡錘糸によって2方向へ引っ張られる様子を鮮明に観察することができます。

    トンボのメガネはかなり凄いです。

     

     
    ここまでの解析技術を有しているクリニックは他に無いのではないかと思います。

    このシステムによって、これから様々な新知見を得られることが期待されます。治療がうまくいかない患者さんの発育停止した胚の原因究明、また臨床への応用に向けた基礎検討など、生殖医療発展の為に活用していきたいと思います。

     

    高度生殖医療研究所 甲斐

  • カテゴリー:研究内容

    2019.07.22

    皆様はいかがお過ごしでしょうか?高度生殖医療研究所室長の中田です。
    5月から6月は、日本卵子学会で発表、アンドロロジー学会では優秀演題候補に選ばれて発表、そしてオーストリアで開催されたESHRE(ヨーロッパ生殖医学会)に行くという、今までにないくらいの過密スケジュールでした。
    そんな中でも私には、昔から心に決めている学会での信条があります。
    それは、「学会に参加したのであれば必ず質問をする!」です。学会に参加するのは、自分の研究やクリニックの成果を発表するため、最新の情報を得るためでもありますが、学会参加費は、クリニックの費用、つまり患者さんの治療費が元になっています。ですので、質問をせず、クリニックの名前、自分の名前も言えないまま、学会期間を過ごすのはとても居心地が悪い、なんのために参加したかわからないと思ってきたからです。
    もう10年以上前の学会では質疑応答が激しく、質問をするマイクの取り合いは頻繁に起こり、座長から続きは場外で行ってください、ということもよくある風景でしたが、最近の日本の学会ではこのような激しさはなくなってきたように思います。その中でも、私は質問することは続けているのですが
    しかしながら、海外の学会では英語の壁は厚く、気になることがあっても、英語で質問することができずにいました。しかし今回、オーストリアの学会では3回、学会会場のマイクで、英語で質問することができました。質問するということでこんなにどきどきしたのは初めてでした。
    ヨーロッパ生殖医学会は日本人の演題の採択率は低く、ほとんど日本人のいない世界中から来た人々の中で、質問をするのはとても勇気が必要でした。しかし、勇気の元には、発表の内容についてわからないことをそのままにしておきたくなかったことと、江戸末期から明治時代に日本から少年使節団(私よりもずっとずっと若い少年たちですが)がヨーロッパに送られ、英語もわからない中でたくさんのことを学んで日本に帰ってきたという本を読んだのを思い出したからでした。彼らは本当に勇気と希望に満ち溢れ、日本のこれからのことを考えていたと思います。今は、生殖医療だけでなく、他の技術も江戸末期とは違って、日本の技術の方が進んでいるし、海外にひけをとらないとも思うのですが。
    あまりうまくはない英語であっても、内容を理解しようとして、疑問を持ち、質問をする、というのは基本ではないか、と思います。
    私の質問に返答してくれたかたの答えを全て聞き取れず、全て理解できないという自分がはずかしくもありましたが、自分の少しばかりの前進を感じました。私の少しばかりの夢が叶ったオーストリアの学会になりました。しかし、英語をもっとうまくなるために努力を欠かさずにいたいなと思います。語学力がつきやすいのは若いころだと言われても、倍の努力をして、どう取り組むかで違うと思います。

    培養成績、妊娠率、研究の実績から見ても当院は世界でも戦えるクリニックだと思います。患者さんの皆様も、自分はどうだからと思わずに、まずは一歩でも、少しでも前進してもらいたいなと思います。それは、とても勇気の必要なことだと思いますが、何もしないよりも少しの努力でも、変わることもあると思います。私も英語だけでなく、実験もがんばりたいと思います。

     
    写真は、学会会場の企業ブースで見たサンドアートです。学会会場でアーティストの方がその場で作品を作るのを見たのは初めてでした。さすが、芸術の国とも思いました。サンドアーティストの方が、滑らかな手さばきで砂から家族の絵を作り出す様子にしばらく見とれてしまいました。

     
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医療法人社団 煌の会 山下湘南夢クリニック 院長:山下直樹
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