医療法人社団 煌の会 YSYC山下湘南夢クリニック

日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 不妊治療費助成金指定医療機関 藤沢駅南口徒歩4分 TEL 0466-55-5011

スタッフブログ 山下湘南夢クリニック(YSYC)は、神奈川県藤沢市にある不妊治療を専門とする医療機関です。 そこで働く私たちスタッフが、日々感じた事や不妊治療に関する事を書いています。

  • カテゴリー:研究内容

    2022.06.24

    こんにちは。高度生殖医療研究所の甲斐です。

     
    「卵子の質を改善して不妊治療の成績向上を目指す研究」に関するクラウドファンディングですが、おかげさまで目標を達成して幕を下ろすことができました。皆様の応援のおかげです。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

     
    思えば2ヶ月前、プライベートクリニックの研究に外部資金を調達するための新たな試みとして、不安と淡い期待の中で挑戦をスタートさせました。

    目標金額は100万円。卵丘細胞の遺伝子解析費用に充てるための資金です。

    成功の鍵は情報拡散にあることは明白だったのですが、残念ながら私は人脈が狭く(開始前に100名に連絡しておくよう運営から指示されましたが、私には30名が限界…)、おまけにSNSとも無縁。流石にこのままでは戦えないということで、新たにTwitterを開設し、1日1ツイートを目標に、地道な情報拡散に努めました。クラウドファンディング開始当初は、クリニックホームページと新設された当院公式のSNSが頼みの綱という状況でした。

     
    そして迎えた初日。幸先よくこの日だけで30%の達成率を果たすことができました。このまますぐに目標を達成できるのでは?などという甘い期待はすぐに裏切られることとなり、ここから苦難の日々が続きます。

    開始1週間で達成率は35%、2週間で達成率は37%と、徐々に支援は伸びなくなっていき、残り2週間の時点で達成率は55%という状態。運営からは残り1週間で75%に達していないと成功は難しいと言われていました。つまり、あと1週間で20%(20万円)を獲得しなければならない状況にまで追い詰められていたのです。この事実を突きつけられた時には、流石に心が折れかけました。正直なところ、敗者の弁を考えたりもしました。

    しかしながら、幸いにしてこの時には既にたくさんの仲間を私は得ておりました。当院スタッフをはじめ、お世話になっている業者さん、またTwitter上のお会いしたことのない沢山のフォロワーさん達の熱い応援のおかげで、怒涛のラストスパートを繰り広げ、残り1週間の時点で達成率は77%にまで伸び、募集終了の3日前には100%を達成、そして驚くことに目標達成後にも支援は増え続け、最終的には達成率を141%にまで伸ばすことが出来ました。支援して下さったサポーターは107名にまで上り、さらに多くの方々に色々な形で応援して頂くことができました。

    心折れそうな私を叱咤激励してくれた運営スタッフさんにも本当に感謝しております。諦めていたらこの喜びは得られませんでした。

     
    面識が無いにも関わらず、本当にたくさんの方々から支援を頂きました。本研究への期待と信頼あってのものと受け止めています。大変嬉しく思うとともに、責任をもって本研究に臨まねばと気を引き締めております。

    サポーターの中には、友人、知人、ART従事者、研究者、研究ファン、取引のある業者さんの他に、実際にARTを経験された方々や現在ART治療中の方々までが多数含まれておりました。コメントに残して頂いた皆様の思いはしっかりと受け取らせて頂いています。

     
    情報拡散のためにオンライントークやラジオへの出演、学会での広告掲示など、様々な取り組みも行いました。機会を頂いた関係者の皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで本研究やクリニックについて、多くの方々に知って頂く機会になったと思います。

    また、今回の挑戦を通して様々な方と繋がることが出来ましたが、将来、共同研究が出来たら良いなと思える方々にも出会いました。これは私にとって本当に大きなことです。このように副産物の収穫も大きかったように思います。

     
    正直しんどかったですが、得られたものは多く、挑戦して良かったと心から思っています。ただ、二度目はもう勘弁ですが…

    兎にも角にも、プライベートクリニックが外部資金を調達する一つの道を示すことができましたので、これからどんどん後に続いてもらえれば嬉しく思います。ノウハウもある程度蓄積されましたので、後進には出来る限り協力したいと思っています。プライベートクリニックでも戦えるぞ、というところを見せていきましょう!!

     
    今回の挑戦におきましては皆様から十分過ぎるほどの応援を頂きましたので、あとは私が研究でベストを尽くしてお応えするだけです!!

    研究の進捗はクリニックのホームページの他、academistのプロジェクトページとSNSで報告していく予定です。

    プロジェクトページ:https://academist-cf.com/projects/250
    Twitter:https://twitter.com/artnakenkyusha
     
    引き続き、「卵子の質を改善して不妊治療の成績向上を目指す研究」の進捗を見守って頂けますと幸いです。本当にありがとうございました!!

  • カテゴリー:研究内容

    2022.05.18

    こんにちは。高度生殖医療研究所の甲斐です。

     
    現在進めている卵子の老化に関する研究ですが、ありがたいことに色々なイベントに取り上げて頂く予定です。

    いずれのイベントもオンラインで実施され、モデレーターの方に進行して頂きながら、研究者が自身の研究を一般の方に分かりやすくお届けするという企画です。

    研究の話に限らず、ディープなトークを展開したいと思いますので、お時間に都合のつく方は是非ご参加下さい!!

    皆様と一緒に楽しい時間を過ごせればと思います。

     
    academist Bar (5/19): https://www.youtube.com/watch?v=z7MmI8_wYPY
     
     
     
    Club Science (5/24): https://www.clubhouse.com/event/PbLWXy9K?utm_medium=ch_event&utm_campaign=asGZIqn9ofz5BLkH34xVOg-196139
     
     
     
    また、6月には妊活ラジオでもお話しさせて頂く予定です。

    https://842fm.com/program/ninkatsu/
    こちらは詳細が決まり次第、HP上にて改めてご案内したいと思います。

     
    生殖補助医療の大きな課題となっている卵子の老化。

    そのメカニズムを明らかにすることができれば、卵子の質を改善する治療法や治療薬の開発につながることが期待されます。

    日本産科婦人科学会への研究登録も完了し、いよいよこれからスタートです!

    今回の研究で得られた成果が、多くのご夫婦の笑顔につながれば大変嬉しく思います。
  • カテゴリー:研究内容

    2022.04.14

    こんにちは。高度生殖医療研究所の甲斐です。

     
    あっという間に春が来たかと思えば、あっという間に桜の見頃が過ぎ去ってしまい、気付けばもう初夏の陽気ですね。

    新年度がスタートして早くも半月が過ぎようとしておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

    この4月から生殖補助医療も保険適用(一部は除く)となりました。しかしながら不確定な部分がまだ多く、当院でもてんてこまいな状況が続いておりますが、担当者の頑張りのおかげでなんとか対応しています。現場では多少の混乱が生じてはいますが、今回の施策により、お子さんを希望される方々への門戸がより一層広がることを期待しています。

     
    そのような中で、高度生殖医療研究所でも新たな取り組みをスタートさせました。現在、卵子の質に関する研究を進めていますが、その研究資金の一部をクラウドファンディングで集めようという試みです。皆様もご存知の通り、母体年齢の増加とともに卵子の質は低下し、治療成績に大きく影響してしまいます。この現象は「卵子の老化」と呼ばれ、生殖補助医療の大きな課題の一つとなっています。しかしながら、卵子の質の低下を引き起こすメカニズムは不明な点が多く、それを防ぐ方法も今のところありません。この卵子の質の低下という難題に挑むため、私たちは卵子が発育する環境に着目し、その微小な環境を作っている卵丘細胞と卵胞液を解析することで、卵子の質の低下のメカニズムに迫ろうと考えています。卵丘細胞と卵胞液は、採卵の際に卵子とともに卵胞から回収されますが、治療には用いられずに廃棄されます。それらを有効利用し、研究に活かそうというわけです。この研究によって、卵子の質が低下する原因を見つけることができれば、卵子の質を改善する治療法や治療薬の開発につながることが期待されます。

     
    この研究は、3月に倫理審査委員会から承認され、現在は日本産科婦人科学会への研究登録を進めています。本格的にスタートするのはこれからです。研究を推し進めるためにも、是非とも皆様にご協力頂けましたら幸いです。クラウドファンディングのプロジェクトページは下記リンクになります。ご支援頂ければ大変ありがたいですし、お知り合いに情報を広げて頂けると大変嬉しく思います。支援募集の開始は4/27(水)10:00からとなりますので、何卒宜しくお願いいたします。ご質問がある方は気軽にお問い合わせ下さい。

    https://academist-cf.com/projects/250
     
    この研究は、臨床と研究の両方に力を入れている当院だからこそ取り組むことができるものです。卵子の質の低下という生殖補助医療における大きな課題を解決し、お子さんを授かる機会をたくさんの方々に届けられることを夢見つつ、研究に邁進したいと思います。

  • カテゴリー:研究内容

    2021.11.17

    こんにちは。高度生殖医療研究所の甲斐です。

     
    鳥取県米子市で11/11(木)-12(金)にかけて開催された第66回日本生殖医学会学術講演会に参加してきました。私ごとですが、米子では学生時代の8年間を過ごし、社会人となって一旦離れた後、再び戻ってさらに7年間を過ごしました。研究者人生をスタートさせた地であり、また生殖医療の道を歩むきっかけになった地でもあります。そのような第二の故郷と呼べる土地での開催とあって、いつも以上に心踊る学会参加となりました。

     
    また、新型コロナウイルス感染拡大以降、学会もオンライン開催が続いていましたが、今回は久々の現地開催となりました。オンラインの学会は手軽で良い反面、臨場感に欠けて緊張感がなく、なんとなく不完全燃焼のまま学会終了を迎えてしまうことが続いていたので、この点からも非常に楽しみな学会でした。

     
    当院からは6名が参加し、山下院長、河野培養室長、そして私の3名が発表を行いました。私は「ヒトの第一卵割時における紡錘体形成は精子中心体に依存する微小管形成中心によって導かれる」という演題で、初期胚発生過程で得られた新知見について発表したのですが、質疑応答での聴衆とのやりとりや、発表後にも会場の外で引き続く質問者とのディスカッションが大変心地よく、現地開催の良さを改めて感じました。他施設の研究者とも様々な情報交換ができ、久しぶりに学会の醍醐味を存分に味わいましたし、研究へのモチベーションをさらに高めることができました。

     
    学会終了後には三朝温泉に一泊し、大山みるくの里、三徳山投入堂、倉吉の白壁土蔵群、鳥取砂丘と、鳥取観光を満喫して帰路につきました。宿泊した温泉旅館では、趣のある客室に素晴らしい食事、そして立派な温泉を堪能しましたが、おそらく自腹では到底味わうことの出来ないものばかりでした。院長に感謝。

     
    なかなか皆様、鳥取県に目を向けることは少ないかと思いますが、自然豊かで、海の幸、山の幸に恵まれた良い土地です。人口最少県ですので、密にもなりにくく、お忍び旅行にもピッタリですし、ディープなスポットも満載です。機会がございましたら是非とも足をお運び下さいませ!

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医療法人社団 煌の会 山下湘南夢クリニック 院長:山下直樹
〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-2-10 ウェルビーズ藤沢4F
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