医療法人社団 煌の会 YSYC山下湘南夢クリニック

日本生殖医学会認定 生殖医療専門医 不妊治療費助成金指定医療機関 藤沢駅南口徒歩4分 TEL 0466-55-5011

スタッフブログ 山下湘南夢クリニック(YSYC)は、神奈川県藤沢市にある不妊治療を専門とする医療機関です。 そこで働く私たちスタッフが、日々感じた事や不妊治療に関する事を書いています。

  • カテゴリー:研究内容

    2020.01.10

    明けましておめでとうございます。

    皆様はお正月をいかがお過ごしでしたでしょうか?高度生殖医療研究所の室長の中田です。

    私は腰痛に苦しみながら、2020年の学会の発表のためにデータ整理、学会の抄録やポスターの作成、論文を進めていました。

    その中、やはり今年も箱根駅伝に夢中になっていました。往路で母校明治大は13位から箱根の登坂で5位まで上がりました。また、復路でも区間新記録を出す主将の姿を見て、感動せずにはいられませんでした。3位争いにまでなりましたが、結果的には6位でした。シード権が得られてよかったなと思うことと、1年生や2年生が多く出ていたので、今後に期待できました。来年が楽しみです。

    箱根駅伝ではいろんなエピソードが伝えられます。もう80歳くらいの明治大学出身のおじいさんが箱根駅伝に出場した時は、駅伝の人数が足りず、ラグビー部だったそのおじいさんも箱根駅伝を走ったそうです。「明治、前へ」というラグビーの精神は箱根駅伝にも通じるものがあったのかもしれません。結局、駅伝のメンバーの半分はラグビーの選手だったそうです。

    また、優勝した青山学院大学のエピソードでは、監督から一度はマネージャーになれと言われた選手が、練習を頑張り、駅伝を走っていました。兄弟で同じ大学のマラソン部に所属していたので、マネージャーになれといわれた弟の選手は兄にタスキを渡すのが夢だったそうですが、それは叶いませんでした。しかし、懸命に走る姿を見ていると涙をこらえることができませんでした。彼にとっては夢を叶えられなかったことは無念かもしれませんが、たくさんの練習をして諦めなかったこと、たくさんの方にきっと勇気を与えたことは誇っていいのではないかと思います。

    箱根駅伝では、途中でペースが落ちる選手、転倒する選手、いろんな選手がいても、チームでの信頼関係、たくさんの応援をみていると、次に頑張ればいいじゃないか、大丈夫か?と、だれもその選手を責めないし、君はよく頑張った、という思いが伝わってきます。観ていてどの選手も一人一人の晴れ舞台です。その頑張りを母校以外でも応援しています。今年のオリンピックでは、箱根駅伝の選手たちも走ります。とても楽しみでならないです。

    実験や学会発表でも、箱根駅伝のような場面が多々あります。頑張っている人を応援してくれる人、そんな人たちのために発表を頑張る、私には重なるところが多いように思います。

    タスキやバトンは一人から一人に渡すものではなく、応援してくれる同僚たちの思いを渡す、そんな気がするので、私自身は学会発表マラソンに参加してきたように思います。

    今まで複数の発表を一つの学会でもしてきましたが、私自身の力だけでなく、応援してくれる、協力してくれる人たちのおかげで、バトンもたくさん渡すことができたように思います。実際に、国際学会でも英語で発表する私を応援してくれた同僚には感謝です。院長にも国内外でたくさんの学会で発表する機会をいただいて感謝です。

    今年もバトンを渡せるように、進めていきたいと思います。それは、業界で誰かがバトンを受け取ってくれたらいいなという思いもあります。研究の世界も、だれかのバトンを受け取って、さらにいいものにして次世代に渡す、ということもとても多いですし。

    不妊治療の世界は命のバトンです。いいものをさらに良く、同じ業界の若い世代に、次世代につなげるものになることが大切だなと改めて思う、箱根駅伝でした。ちなみにですが、私は走ることがとてもとても苦手なので、マラソンをする人たちは、すごいなと思います。

    今年もどうぞよろしくお願いいたします。当院に通われている患者様方が一日も早く笑顔で卒業されるよう、祈念しております。

    写真はうちの大福という名前のジャックラッセルテリアです。もう少しで2歳になります。

  • カテゴリー:研究内容

    2019.12.02

    皆様はいかがお過ごしでしょうか?高度生殖医療研究所室長の中田です。

    生殖医学会では、当院で進めている「MAYU」の精子凍結から、がん患者さんの精巣組織凍結についてシンポジストとして発表させていただき、一般演題からは、電磁波は精子に与える影響を実験した結果を報告させていただきました。私をシンポジストとしてお招きいただき、とても有難く思いました。

     
    私は自分を奮い立たせるために今回も新しいチャイナドレスで発表させていただきましたが、チャイナドレスで発表を始めてしたころと比べ、「中田さんに良く似合っている」というコメントをいただくようになりました。ほかの施設にお伺いすると、「あー、あのチャイナドレスのヒトね。」と言われたり、「あんなドレスで発表するのだから、ちょっとまともじゃない人かと思ったけれど、お話してみるとものすごく真剣な人なんですね。」とダイレクトに言われてきました。目立つためというより、自分の好きな服が少しでも話題になるというのはやる気が出ていいものだな、とおもいます。

     
    ヒトは見た目が9割というのはそうなのかもしれません。今ではあの人は中田さんだ、という認識をもっていただけたことや、学会の大会長や他の先生方にもよく似あっているよ、と言われることが嬉しいです。

     
    ちなみにヨーロッパやアジアの国際学会でも発表はチャイナドレスなので、時々、同じ中国のヒトに思われたのか中国の方に話しかけられたりもします。

     
    実は、私のチャイナドレスのルーツは、大学院生の頃にお会いした先生の影響です。

    アロハシャツ、どこかの部族のような鳥の羽根のついた帽子で、座長をきりっと進められたり、キレキレの英語で仕事されているのをみていて、いつか自分もあんな風になりたいなと思いました。

    職場の同僚にしたら不思議なものかもしれませんが、私が発表のステージで一番テンションが上がる衣装だから、というと理解を得られたらいいなと思います。(先のブログにありますが、受付の松浦に私のことを褒めてもらえて、とてもうれしかったです。)

     
    また、精子を電磁波から守り、いい状態に精子を維持できる容器、アイギス(Aegis)、戦いの女神の縦という意味ですが、これからトライアルを開始していきます。

    ご興味のある方は、医師やナースに確認していただければとおもいます。

    写真は今回の生殖医学会の大会長である岡田先生とのものです。会長招宴というシンポジストが呼ばれる晩餐会で撮影していただきました。学会発表もほぼ同じ感じのチャイナドレスでしています。

  • カテゴリー:研究内容

    2019.10.28

    すっかり秋になり、金木犀の香りが漂うこの頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?高度生殖医療研究所の室長の中田です。

    9月、10月と関東、東北と猛烈な台風が襲来しましたが、皆様はご無事でしょうか。

    大変な中の方々もどうかお体を大切にされていただきたいと思います。

    私の家は、9月は2日間の停電と断水、10月は5時間の停電、となりました。

    まだまだ、被害の影響が被災地の皆様につらい思いをさせているかもしれません。どうか、一日も早い復旧と日常が戻りますようにと願っています。ご支援に行かれている方々も、お体に気を付けていただけたらと思います。

     
    9月の停電の際は、昨年の旭川の地震の教訓から、水、ガス、充電池2個、ライト数個、を準備していました。充電池は、うちのペットである、アカハライモリ、エビ、2つの金魚の水槽に主に使用し、あとは携帯の充電に使用して、乾電池でつくライトを利用して過ごしました。

    ご飯はかまどさん、という土鍋を使って炊き、ガスコンロでおかずを作りました。

    うちから2駅の場所、職場の藤沢などは、停電もなく、コンビニも開いているので、購入することはできますし、ホテルに宿泊することも可能だったかもしれませんが、私はあえて停電生活を送りました。なぜならば、私の子供たちに緊急事態でも、どんな状況でもできることを教えたかったからです。真っ暗な中でも、ご飯を普通に作ること、それをわずかな明かりの中でもちゃんと食べること、それはいつかの記憶に残ってもらえたらいいなと思ったからです。しかし、本音はとても大変でしたけれど。

     
    10月の台風の後、当クリニックに茨城から通ってくださった患者さんからお米が届きました。毎年、とても美味しくいただいているます。私の親戚からの紹介で通ってこられた方なのですが、もうお子さんは来年小学生になるとのことで、時が経つのは早いなと思うことと、お米とともに元患者さんとお子さんからのお手紙がとても嬉しかったです。

     
    そのお米で、私の大好きなTKG(たまごかけごはん、DAIGO用語ですね)を作っていただいています。そのままいただいてもとても美味しいですが、TKGに納豆やオクラを入れると、もうかなりの御馳走です。キムチを入れたりしても美味しいですし、高菜やたらこをいれても美味しいですね。皆様は、どんなTKGが好きでしょうか。私は、たまごをのせてから、お醤油をかける派です。

    忙しさや実験に熱中していたこともあり、体重の減少が甚だしく、食欲もなく、足元がふらつくこともありましたが、元患者さんが丹精込めて育てたお米で炊いた「美味しいご飯」はとても有難く、体に英気を養ってくれるなと思います。おかげで、体重が戻ってきました。「美味しいご飯」を食べ過ぎないで、ちょうどいい体重を超えないように気を付けないといけませんね。

    10月は実験に明け暮れましたが、11月は生殖医学会もあり、シンポジウムで発表させていただく予定です。年末まで残り少なくなってきましたが、自然災害には適わないことや、人の優しさや、ささやかな言葉ひとつが嬉しくも悲しくも、いろいろなことが勉強になるこの頃です。

    マザーネイチャーへの挑戦、というのは、私の出身大学の発生工学研究室の教授がよく仰っていた言葉ですが、台風への挑戦をしてくれる研究者がいてくれたらいいなと思うこの頃です。私は、精子を守ること、受精、発生、その後の妊娠に結びつくような仕事ができるようにと思っています。

    話は少し変わりますが、私の研究室の入り口には、今までの特許の特許証や商標登録証、海外特許証を飾っています。先週、精子への水素処置の特許証が届き、4つ目となりました。横にはアインシュタイン博士のパネルを置き、「よし、今日も頑張ろう。」と励ましてくれます。そして、今日も実験を進めて、患者さんの皆さんのお役に立てればと思います。

     
     
     
  • カテゴリー:研究内容

    2019.09.15

    台風の影響で停電や断水が続いた地域の皆様、大変な状況だったと思います。復旧はしても、日常が戻るまでには、まだ時間がかかると思いますので、どうかお体を大切にしていただけたらと思います。高度生殖医療研究所の室長の中田です。

    私の家は神奈川にありますが、山の上に近いところにあり、小さな小さな畑で野菜を育てるのを趣味としています。今年は、購入した胡瓜の苗がすくすく成長し、毎朝、胡瓜が2本収穫できるほどになりました。多少形は悪いですが、太くてみずみずしく、とても美味しく、私のささやかな自慢になりました。完全無農薬にしたかったので、酢とニンニクと唐辛子パウダーを水に混ぜ、濾過した手作りの除虫剤を使って育てました。土作りから2年目にしてですが、素人にも関わらずここまで育つとは思わなかったので、朝が楽しみになりました。

     
    しかし、台風により、葉が大きかったことやずいぶん広がって育っていたせいもありますが、写真のように風になぎ倒され、あちこちの茎が折れ、葉は枯れ、途中まで育っていた胡瓜もダメになってしまいました。

     
    私の家も台風で2日間停電し、とても大変でした。

    家族には、胡瓜はもう無理だと思うよ、と言われたけれど、無理かどうかはやってみないとわからないから、とあちこち折れた茎や枯れた葉を切り取り、また支柱に茎を固定し、を繰り返しました。ほとんど葉がなくなってしまったけれど、なんとかならないかと諦めきれず、手入れを繰り返しました。

    台風後4日目に花が4個咲いたのをみて、感動しました。そして3つ目の写真ですが、胡瓜になりそうな感じです。

     
    植物の生命力に驚かされるとともに、諦めないことを教えられた気がします。ほとんどの葉がなくなり、折れた茎ばかりの胡瓜ではありますが、花の数も増え、新しい芽が育ってきています。また収穫できたらいいなと思います。

    私の仕事の話もさせていただきます。

    今まで、運動性の減少した精子を元気にさせるための研究、精子ひとつでも凍結保存できる方法などを行ってきましたが、精巣の組織を凍結する研究、精子を守るための新しい研究も進めています。いい結果が出てきていますので、患者さんの役に立てればと思います。どんな状況になっても倒れず、諦めず、花を咲かせて実を結んでほしい、は、私の基礎です。そう思う自分が倒れたり、諦めたりしないように、自分の体のことも考えながら、頑張っていけたらと思います。
PAGETOP

医療法人社団 煌の会 山下湘南夢クリニック 院長:山下直樹
〒251-0025 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-2-10 ウェルビーズ藤沢4F
TEL:0466-55-5011 FAX:0466-55-5012